ドルーゼンとは加齢黄斑変性の前駆症状・前駆所見です。
詳細は研究段階ですが、ドルーゼンがあることにより加齢黄斑変性が発症すると考えられています。
ドルーゼンは組織学的にいろんな研究報告があり見解はさまざまですが、
網膜の老廃物であり、炎症などを起こし網膜にダメージをおこすと考えられています。
ただちに認められるわけではなく、年単位で増加していきます。
また硬性ドルーゼンには軟性ドルーゼンとに分かれます。
違いは何かというと見た目です。硬性ドルーゼンは見た目硬そう、軟性ドルーゼンは見た目軟らかそうです。
具体的にいうとドルーゼンの大きさです。直径63μm以下を硬性ドルーゼン、それ以上を軟性ドルーゼンです。
網膜の血管の直径が約125μmなので目安が網膜血管の直径の半分と考えたらよいです。
そして決定的な違いは、予後にあります。硬性ドルーゼンより軟性ドルーゼンの方が加齢黄斑変性を発症する確率が高いです。
硬性ドルーゼンの眼底写真。黄色いつぶつぶがドルーゼン。一つ一つの大きさは小さめです。
軟性ドルーゼンの眼底写真。黄色いつぶつぶが硬性白斑より大きいです。