加齢黄斑変性に対する硝子体注射と新型コロナワクチンの接種時期の注意点

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近年日本でも高齢者に発症する加齢黄斑変性という病気が増えてきました。

以前は治療法も確立していなく失明してしまう難病でしたが、最近では抗VEGF療法が確立されてきました。

加齢黄斑変性とうは視野の中心、まさに物を見る中心の黄斑部とうところに正常ではみられない、新生血管というものが発生して

出血したり、血液の水の成分が漏れて浮腫をおこして視力低下を起こします。血管を生やす新生血管因子(VEGF)というものがありま

すが、このVEGFを阻害する抗体成分を眼の中に注射するのが抗VEGF療法です。

治療初期は月に1度、3か月連続(3回)で行います。その後治療効果を判定して、治療したらしばらく様子をみて、再発するようであれば、再投与します。その場合、最後投与してから2か月間時間をあけないといけません。

やっと新型コロナウイルスのワクチンが開始されましたが、加齢黄斑変性は高齢に多く、新型コロナワクチンも高齢者から始まっていて、注射時期がかぶることもありますが、特に注射時期をずらす必要はありません。新型コロナワクチン後に発熱する場合、病院の手術室の規定に高熱者不可の場合もあるので注意が必要です。

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