失明するウイルス感染

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近年新型コロナウイルスを代表として様々なウイルスの脅威にさらされていることが実感されます。

過去昔からそのウイルスによって失明する病気も様々あります。

一言でウイルスといっても様々あります。

まずは比較的よく見られるヘルペスウイルス。単純ヘルペスウイルスと帯状疱疹ヘルペスがあります。

幼少時期に初感染して、神経細胞に潜んで高齢になり免疫機能が落ちた時に再感染するというものです。

角膜炎、角膜潰瘍になり角膜混濁により視力低下を起こしますが、ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス剤がありますので、

しっかり治療すれば怖い病気ではないです。

次に紹介するのは急性網膜壊死といって単純ヘルペスウイルスが網膜に感染して急速に失明してしまう怖い病気があります。

桐沢型ぶどう膜炎とも呼ばれます。抗ウイルス剤を投与し、網膜剥離がみとめられれば、速やかに硝子体手術が必要です。

またサイトウイルス感染によって失明につながるサイトメガロウイルス網膜炎という病気があります。普通の人には感染しませんが、エイズ感染患者のように免疫不全状態の方がかかる病気です。

またウイルスが視神経に感染して視神経炎になり視力低下をひきおこすものもあります。

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