まぶたがさがることを眼瞼下垂と呼びます。上眼瞼の挙上が不完全で開瞼ができないかまたは不十分な状態です。
さまざまな原因で眼瞼下垂は起こります。起こる年齢は生後間もなくから老人まですべての年齢でおこりえます。
1)動眼神経麻痺:上眼瞼挙筋の麻痺
2)上眼瞼挙筋の先天性発育不全
3)交感神経麻痺:瞼板金(Müller筋)の麻痺の程度は上記より程度は軽い(Horner症候群)
大きく分けると生まれつき眼瞼下垂がみられる、先天性眼瞼下垂と年齢とともに加齢現象で眼瞼下垂になるものに分かれます。
特にコンタクトレンズを長年している方に多いです。
そのほかまれに重症筋無力症や動眼神経麻痺などの疾患によって出現することもあります。
まぶたが下がってくろめ(瞳孔領)が見えない状態です。そのため視野が狭くなったり視力低下になります。
手術によって瞼が上がるようになりました。