糖尿病網膜症はいまだに日本人の失明原因の主要なものになっています。
糖尿病網膜症は新生血管が生えて、最終的に大出血になり失明してしまう怖い病気です。
眼底は網膜といってカメラのフィルムに相当する場所がありますが、それを栄養するのが網膜血管や脈絡膜血管です。
その網膜血管は非常にタイトにできていて、容易に出血したり、血液の成分が漏れ出ないようになっています。
正常な網膜血管から糖尿病網膜症が進行すると新生血管というのが生えてきます。
糖尿病網膜症にも網膜光凝固術を行ってあります。矢印の部分にはまだ新生血管が生えていません。
矢印部分に新生血管が生えてきています。
さらに新生血管が増強しています
とうとう新生血管から出血(網膜前出血や硝子体出血)になってしまいました。