近年スマートフォンやタブレット、携帯ゲームを使う人が増え、さらに低年齢化で小学校低学年でも眼鏡が必要な児童が増えてきました。近視になるメカニズムがすべて解明されているわけではありませんが、徐々に進行する原因が分かってきた部分もあります。
近視になる年齢は成長前です。成長期にさまざまな要因により眼球の長さが正常より延長するため、正しく網膜にピント合わせができなる状態です。
1野外活動
近年の研究で十分な野外活動時間を確保することで近視発症を50%、近視進行を33%、眼球の長さ延長を25%抑制されることが分かりました。1日120分以上の野外活動がすすめられています。光に反応して放出される網膜内ドーパミンは、近視における眼球延長を抑制すると考えられています。
2近業作業の抑制
近年の研究報告では近業作業と近視の有病率との関連がしてきされています。ものを見る距離が30cm以下であったり、30分以上の連続した近業作業は近視リスクをそれぞれ2.5倍、1.5倍増加させることが報告されています。
特に目と見る対象の距離を20cmと近づけるとさらに近視発症リスクを高めると考えられています。
そのためスマートフォンをみる距離をなるべく話して、使用時間も30分みたら休憩して遠方をみることが望まれます。