めが痛くなることは原因はさまざまです。
まずめの痛みの部位。深部痛(頭痛を伴うような)から表面痛、まぶたの痛みがあります。
次に痛みの強さ。鈍い痛みから鋭い痛み。
めの表面の痛みには様々な原因があります。
まずはコンタクトレンズを常用している方かどうか。コンタクトレンズを常用している方でしたら痛みの原因はほとんどコンタクトレンズによるものです。コンタクトレンズにより、角膜に傷が入り、角膜びらんという状態になります。さらに痛みを我慢してコンタクトレンズを続けていると傷の部分から菌などが感染して角膜潰瘍という状態になります。
角膜をしていない方でも、めにさまざまな異物が入り痛みを起こすことがあります。特に鉄を研磨するような仕事をしていると角膜の細かな異物が角膜に入り痛みを起こします。また溶接作業をしばらくして角膜が傷をつけることもあります。電気性眼炎と呼ばれる状態です。溶接の紫外線が角膜を傷つけます。それと同じ状態がスキーをしたあとめが痛くなるゆきめも同じ病気です。
他に角膜に炎症を起こすのが角膜ヘルペスです。角膜にヘルペスというウイルスが感染して痛みを起こします。
軽い痛みでは逆さまつげの異物感・痛みを起こします。
結膜炎でも表面の異物感・痛みを起こします。
まぶたの痛み・腫れを起こすもので”ものもらい”が多いです。正式名は霰粒腫や麦粒腫と呼ばれるものです。
急性緑内障も強い痛みを起こします。急性の緑内障はご高齢の方が起こす怖い病気です。急激な痛みと急速に失明を起こします。
深部痛(深い痛み)を起こす病気としては、眼精疲労があります。頭痛を伴う場合は頭の病気のことも多いので、眼科で異常がなければ頭に精密検査が必要になってきます。