視力障害・視野障害の原因

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ものが見えにくくなった、視野が狭くなったというめの病気はさまざまな原因があります。

発病する年齢、急激に悪くなったのか、ゆっくり悪くなったのかなどで原因が分かれてきます。

高齢になりゆっくり見えにくくなる原因としては白内障が多いです。70歳以上の90%以上は白内障を起こすといわれています。

また最近多いのは緑内障(日本人の失明の原因の第一位)です。しかし緑内障の進行はタイプにもよりますが、5年10年単位で進行して、

視野が狭くなっていく病気で、初期から中期ではほとんど自覚症状がなく、末期でやっと視野欠損を自覚するといったことが多いです。

最近では若い方でも、人間ドックでひっかかって眼科受診して診断される方が増えてきています。

またほかに急激に見えにくくなる病気として高齢で多いのが、網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、網膜動脈閉塞症といった、網膜(カメラのフィルムに相当する部分)の栄養血管が詰まる病気です。病気の種類としては心筋梗塞や脳梗塞といった病気の類です。

また徐々に視野が狭くなる病気で網膜剥離もあります。前兆として飛蚊症(黒いものが飛んで見える)や光視症(光がピカピカ見える)などを自覚することがあります。これも放置すると失明す怖い病気です。

高齢で中心部の視野、視力をおかす加齢黄斑変性も最近日本人増えてきています。加齢黄斑変性の症状としては物が歪んで見えることや中心が見えなくなる中心暗点を自覚します。

視野欠損、夜盲(暗いところが見えにくい)症状を起こす網膜色素変性症もあります。遺伝性で治療法が確立されていない病気です。

また近年日本人も糖尿病が増えてきて、糖尿病網膜症も失明する主な原因となっています。しかし早期発見すれば決して怖い病気ではないので、糖尿病と診断されたら、症状がなくても必ず眼科を受診したほうがよいでしょう。

若いひとで中心暗点を自覚する病気として、中心性漿液性網脈絡膜症というものがあります。

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