急性緑内障発作

緑内障は様々な分類があります。一言で緑内障といっても分類が違えば別の病気と呼んでも過言ではありません。

今回は急性緑内障発作の解説をしたいと思います。

この緑内障発作は、人間の感ずる痛みのベスト3を味わい、放置すれば一晩で失明に至る

非常に怖い病気です。緑内障の分類のうち、

後天性、原発性、急性、閉塞性となります。

後天性は生まれつきの病気ではなく、ある程度年齢がいった人に起こるという意味です。

ほとんど高齢者の女性に多い傾向にあります。

原発性は、ほかに原因となる病気がないということです。

急性は慢性とは違い、急激に発症するという意味です。

閉塞性は房水の出口がふさがるという意味です。

もともと、隅角が狭い人が、高齢になってくると、水晶体(レンズ)が分厚くなり、

隅角を水晶体が後ろから押し付けられさらに狭くなります。

そういったバックがラウンドがある人に起こりやすいです。

そして、そういった方が、夜になると瞳孔が開くと後房から前房への房水の流れが

レンズによってふさがれます。そして房水はどんどんできるけど、眼球の外へ

出ていかなくなり、眼圧がどんどん上昇していきます。

放置すれば失明にいたります。

房水の流れです。毛様体からできた房水は水晶体・瞳孔領・前房を通り隅角という排水溝のようなところから排出されます。

この房水の産生と排出のバランスによって眼圧(眼のかたさ)は成り立っています。排出が悪ければ眼圧は上昇します。

隅角の模式図です。緑内障のタイプにも隅角が広いものと狭いものがあります。

隅角が狭く流出が悪く眼圧が上昇します。

もともと隅角が狭かった上に加齢により水晶体が分厚くなり虹彩と水晶体がくっついてしまい、房水が前房に出ることができなくなり

眼圧がどんどん上昇していきます。これが緑内障発作(瞳孔ブロック)の状態です。

そのため治療としてレーザーによって虹彩に穴をあけて、後房から前房へ水の流れを作ってあげます。

実際の写真です。虹彩に穴があいて黒くなっています。

以前は緑内障発作(あるいは予防)にはレーザー虹彩切開術を行っていましたが、最近レーザーが角膜にダメージを起こすことが

わかってきて、現在では緑内障発作や予防的治療には白内障手術が行われています。

白内障手術をすることによって瞳孔ブロックになるこを予防することができるためです

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