眼の構造 網膜

網膜

 鋸状縁から後方にあり後極部がもっとも分厚く0.5mm、赤道部が0.5mm、周辺部が0.1mmです

①構造

 組織学的に10層構造になっています

 内境界膜 網膜の最内層(硝子体側)にある境界膜。Muller細胞の基底膜

 神経線維層 神経節細胞の軸索が視神経乳頭に向かいます

 神経節細胞層 網膜内の第二ニューロン。内網状層へは多くの樹状突起を神経線維層へは1本の軸索を出します。

 内網状層 双極細胞・無軸索細胞と神経節細胞の樹状突起とがシナプスを形成する部位

 内顆粒層 細胞内の第一ニューロンである双極細胞と水平細胞、無軸索細胞が存在し、

      Muller細胞の核もこの層にあります

 外網状層 視細胞と双極細胞の突起および水平細胞とがシナプスを形成しています

 外顆粒層 視細胞の核の存在する層

 外境界膜 視細胞の内節とMuller細胞の間の接着装置になります

 視細胞層 杆体および錐体の外節からなる層

 網膜色素上皮層 六角形の色素上皮細胞が1層に並ぶ。メラニン・リポフスチンなどが含まれ外血液網膜柵として重要な役

         割を果たします。

②網膜内の光受容神経伝達

 視細胞→双極細胞(第一ニューロン)→神経節細胞(第二ニューロン)の経路が主軸をなし、水平細胞や無軸索線維が手助けをする。Muller細胞が支持組織として重要な役割をになう

③網膜血管

 網膜中心動脈・静脈は視神経乳頭から出て、耳上、耳下、鼻上、鼻下の4方向に分かれ、耳側では黄斑部の上下を弓状に走り、この走行を血管アーケードと呼びます

網膜血管の特徴

 1網膜中心動脈は細動脈で終末動脈です

 2網膜中心動脈の網膜の内層(外網状層まで)の栄養補給をなすが、視細胞は脈絡循環から栄養を受けます

 3網膜中心動静脈の交叉部は血管外壁は共有です

網膜毛細血管の特徴

網膜内に3層に分布する。周辺では1層

毛細血管は内皮細胞と壁細胞によりおおわれています

網膜毛細血管は内血液網膜柵を形成します

視神経乳頭の血管

表面は網膜血管支配、深層は脈絡動脈輪(Zinn-Haller動脈輪)からの血液循環によります

視細胞の特徴

網膜の視細胞は杆体および錐体からなる。それらの働きは異なり、さらに網膜内の分布も均等ではない。このような2種類の視細胞により、非常に広い範囲の明るさのもとで視覚が成立します

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