色覚異常

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色というのは光の波長によって決まります。

音にたとえると、音程と音の周波数。

周波数が高ければ高い音、周波数が低ければ低い音になると

同じように光の波長が長ければ赤い色に、短ければ

青い色になります。色彩の代表の虹色の七色は波長の長いものの順に

赤橙黄緑青藍紫となっています。

そして、色は、赤、緑、青の3原色を混ぜ合わせることに

よりすべての色を作り出すことができるといわれています。

テレビ画面のRGBはred green blueの略で

その3つの色ですべての映像を作り出すことができます。

現れです。具体的に赤は650nm、緑は530nm、青は460nmです。

いっぽう人間の眼も見る細胞(視細胞)も

L錐体(長波長の色が分かる細胞)、M錐体(中間の波長)、S錐体(短い波長)の3種類あるといわれ、L錐体は赤

色を、M錐体は緑色を、青錐体は青色を認識します。

この赤や緑を認識する遺伝子は、X染色体にあると言われています。いっぽう

青を認識する遺伝視は常染色体のうちの7番常染色体にあると言われています。

先天性の色覚異常はこの遺伝子に異常ができて、赤色あるいは緑色を認識する

細胞に異変が起こり色覚異常を起こします。遺伝はX染色体劣性遺伝です。

頻度は日本人の男性の4.5%、女性の0.2%に見られ珍しい病気ではありません。

色覚異常の分類では、1型色覚というのがあり、L錐体、つまり長波長の色、赤色の感度が低下する

異常で男性の1%強見られます。

混同する色としては、黄緑と橙、緑と茶や灰色、ピンクと灰色、ピンクと水色です。

次に2型色覚。M錐体、中波長の色の感度が低下する。男性の4%くらいに

みられます。混同する色としては、黄緑と橙、緑と茶や灰色、ピンクと灰色です。

色覚異常と診断されても落胆することはありません。一部の職業を除いては色覚異常においての

職業制限はありません。日常生活で支障をきたすこともありません。

個性と考えるべきです。

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