視神経は眼球の後ろから出ている神経線維の集まりです。脳と眼球をつなぐ電線のようなものです。
視神経炎はこの視神経がさまざまな原因で炎症を起こす病気です。炎症疾患のほかに脱髄疾患、血管疾患、変性疾患なども原因になります。
症状は視力、視野障害。特に中心部がみえにくくなる中心暗点を起こします。眼痛を起こす場合もあります。
眼底所見は視神経乳頭の境界は不明瞭になり、浮腫状になり腫れてきます。
視神経炎の原因として
1多発性硬化症
2ウイルス感染症
3ウイルス性脳炎
4伝染性単核細胞増加症
5帯状ヘルペス
6髄膜炎の附随症
7肉芽性炎症(梅毒・結核・サルコイドーシス)
8眼内炎
9薬剤(エタンブトール・メチルアルコール・有機燐農薬・キニーネ)
10原因不明