屈折・視力検査

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眼は遠近の物体に次々と調節を行ってピントをあわせ明視しているますが、今調節をまったくやめてみると、

屈折力と網膜の相対的位置関係(角膜・水晶体の屈折力と眼軸の長さの相対関係)から、眼が本来持っている屈折の状態がわかります。

無調節の時、眼の屈折状態は次の4種類に分けられます。

・正視

無限遠方からくる平行光線が網膜に結像します。すなわち遠点は無限遠方です。

これを正視といいます。いわゆる眼のいい人です。

・近視

無限遠方から来る平行光線は網膜の前に結像し、眼前有限の距離の1点から出る発散性の光線が網膜に結像します。

すなわち遠点は眼前有限距離にある。これを近視といいます。このため網膜にはぼやけた像が写ります。


そのため近視になると凹レンズで矯正する必要があります。現在スマートフォンや小型携帯ゲームが普及して視力不良の児童が日本ばかりでなく世界中で爆発的に増えています。以前は日本でも視力低下は受験世代の中学生や高校生でしたが、最近は小学生の視力不良の児童が増えています。

・遠視

無限遠方から来る平行光線は網膜の後ろに結像し、眼の後方有限の距離1点に向かってゆく光線が網膜に結像します。

すなわち遠点は仮に眼の後方有限距離にあるとします。これを遠視といいます



調節しないと網膜にはぼやけた像が写ります

凸レンズにより矯正します。しかし遠視だからといってすべての人が眼鏡矯正が必要ではなく、年齢、遠視の強さによって

眼鏡矯正します。

・乱視

以上の3種類の光線のいずれも網膜に1点に結像しない。すなわち通常における遠点がない。これを乱視といいます。

簡単にいうと縦の度数と横の度数が異なる状態をいいます。

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