近視性黄斑変性症

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近視はスマートフォンやタブレット、携帯ゲームなどの普及に伴い世界中で爆発的に増加して、さらに低年齢化が進んでいます。

以前ですと、近視で眼鏡が必要な場合は中学生になり受験勉強などのケースが多かったです。しかし、小学校低学年さらに幼稚園・保育園の世代でもスマートフォン、タブレットを使うようになり、小学校低学年でも眼鏡装用率が上昇してきました。近視になる人は遺伝の要因が大きかったのですが、近年環境因子が大きくなり、以前はアジア人に多かった近視も白人等全世界的に近視人口が増えて問題になっております。さらに低年齢かが進むと問題なのは強度近視化(近視の度数が強すぎる)です。近視は眼軸が伸びて起こる現象で、成長が止まると近視の進行は止まります。大体高校卒業から大学生くらいで近視の進行が止まりますが、近視発症のスタートラインが小学校低学年だと最終的に近視が強くなります。近視の度数が弱い軽度近視は病的に問題ありませんが、近視が強くなり眼軸が長くなりすぎると様々な問題ができてます。近視に多い病気としては網膜剥離、緑内障などです。

さらに近視が強くなると近視性黄斑変性症という病気になります。日本人の失明原因の上位でもあります。

近視性黄斑変性症の眼底写真。網膜の大事な中心部の黄斑部というところが傷んで視力が低下します。

さらに黄斑部に脈絡膜新生血管というのが発生して、さらに視力低下を引き起こします。

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