緑内障進行過程

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以前、緑内障はいろんなタイプがあると述べましたが、最近多いのが正常眼圧緑内障というタイプです。
非常にゆっくり進むタイプですが、末期になると失明する恐ろしい病気です。
進行するってなにが進行するかというと視野がどんどん狭くなる病気で、年単位で進みます。


正常な左眼の視野です。視野30度を測ったものです。十字の中心が視野の中心です。
右の方にある黒いものが視野欠損なのですが、そこはマリオット盲点といって誰でも
見えない部分です。そこは眼底の視神経乳頭とういところで、そこの部分は見る細胞
視細胞がないのです。
緑内障になるとそのマリオット盲点から伸びるように視野欠損が進行してきます。
あと特徴的なのは鼻側階段といって、視野の鼻側も欠けてくるのが特徴です。

さらに黒いのが伸びてきます。


進行してきています。


どんどん狭くなって



最後は中心だけ残り、さらに中心の視野もなくなる怖い病気です。
ただ緑内障と診断され、初期であれば、直ちに視野がなくなるというわけではなく、
年単位で進みます。初期は自覚症状がありません。検査を定期的にしないと
進行度合いが分かりません。
治療は毎日目薬をして、眼圧と視野検査を定期的に受けないといけません。
視野の進行と眼圧の両方を考慮して、目薬を追加するのか、
最終的に手術をするのか決めます。
ただ、手術をしたからといって、上のような狭い視野を治すことは
できず、眼圧を下げるのみの手術なのです。

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